古き良きものを残し、そこに新しい物語を。

建築プロデュース Ken Pro

乗馬クラブのゲストハウスと厩(うまや)を改修して住居にしました。

RENOVATION(改修)

那須町のファミリーパークの近くに以前からよく経営者が変わる店舗がありました。

半年ほどで、店がつぶれ、次に別のオーナーが経営しても、長く持たない建物でした。

デザインは良く、ロケーションも良いのに、店が繁盛しません。

ロルモという店がそこを借りることになり、内装改修の設計と施工の依頼を受けました。まず、はじめに気づいたことは、その店の構造がお客様と従業員がうまく目線を合わせられない構造になっていたことです。

オーナーも同様の意見でしたので、お客様と店をどううまく絡ませていくかが設計のポイントとなりました。

ピザを焼く石釜を玄関先に持って来たのです。オーナーはピザを焼きながらお客様とコミュニケーションし、お客様は薪の火が見え、熱された石釜で、一分ほどで焼きあがる手さばきが見えます。

結果的に店はオーナーが入れ替わることもなくなり、もう9年も繁盛し続けています。

コストもできるだけ抑え、しかも手作り感覚を大切に作っています。解体し、不要になった木製の窓を食器棚に扉に再利用するなど、安く味のある建物になっています。


NEW CONSTRUCTION(新築)

古道具屋で戸襖を買って、新築に導入しました。

昔の職人の繊細な技、本物の素材が空間を引き締め、我が家に帰ってきたというなつかしさと安心感を与えてくれます。