クリニック
クリニックは機能と共に、患者さんへの信頼や、いたわりの気持ちが大切です。
クリニックには柔らかな曲線を使った表情を与え、薬局はそれに対比する直線的な表情で対比していますが、互いに響きあい、全体として調和するようにしています。
レントゲン室や多目的トイレ、さまざまな医療機器の設置位置など、綿密に打ち合わせをしてプランが決まっていきます。
それらの細部を寄せ集めた結果とならないよう、全体をとらえて、建物の形状をつくる必要があります。
入り口のひさしは雨の時に傘をさす場になります。
軒のダウンライトは入り口を照らすとともに、建物のライトアップになります。
上部の明り取り窓は夜は室内の光がもれて、温かみのある印象を与えています。
入り口部分にあるガラスブロックは足元を明るくするとともに、袖壁のガラスを鏡のように見せています。
クリニックを出ると、薬局があります。
クリニックと薬局がデザイン的に響きあいます。
一連の建物が、ひとつの街区になります。
建物がライトで浮かび上がります。
ユニバーサルデザイン的に言えば、クリニックと薬局がわかりやすく、迷いません。動線もスムーズな流れとなります。
明り取りの吹き抜けの奥には天井収納があり、書類等の収納スペースとなります。
天井に天井収納の階段がついています。
小さなクリニックですが、小屋裏の利用などで、収納を確保しています。
受け付けカウンター
業者は靴を履いたまま、受付に納入ができます。
受け付けの内側
診察室
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