エポック授業のプロデュース

以前、シュタイナー学校の小学3年生のエポック授業をプロデュースしたことがありました。

エポック授業とは、中心的な学びのテーマで、2~3週間続けて授業を行います。

私は「家づくり」というテーマの授業に協力しました。

まず、「家づくり」とはどんなことなのかを、レクチャーします。

そのあとで、実際に家を子どもたちとつくります。


高床式の基礎となる床束を建てます。

掘っ建て式は昔の建築のスタイルです。

高床式は穀物をネズミから守るために弥生時代から倉庫としてつくられていました

床を張っていきます。

ここがデッキとなり、上につくる建物の足場にもなります。

柱、梁と、軸組を組み立てていきます。

フレームとして固まります。つまり安定するということです。

でも、まだ横からの力、風などに弱い状態です。

仮の筋違を入れて、横の力に耐えられるようにして、屋根を掛けます。


子どもたちの秘密基地。

デッキに座り、自分たちの空間を楽しみます。

屋根ができました。

子どもたちが真剣に大人から学ぼうとする姿勢がうかがわれます。


子どもたちの手で、壁の板が張られていきます。

とんとん、金づちで板を打ち付けます。






壁が完成しました。

立派な秘密基地の完成です。



参考


Ken Pro  建築プロデュース

建築家は魔法使いです。それまでこの世に存在しなかったものが、創造力で物質化します。 その創造力は、クライアントの要求を物語にできるかどうかからはじまります。 ただの箱をつくるか、物語をつくるか、 それはクライアント自身が決めてください。 ただの箱をつくるなら、このサイトは必要ありません。 物語を創りたいクライアントのために、建築プロデュースはヒント、あるいは仮説をご用意しました。

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