手すり

既製品でも手すりはあります。

しかし、その建物にあった手すりと考えると、オリジナルな手すりを考えざるを得ません。

この赤い手すりはフラットバーですが、途中で90度ひねってあります。

取り付けるには建物に平たい部分が向いている方が良いのですが、景色を見るには90度ひねった方が良いのです。

窓から景色を見る部分は根元近くでひねり、それ以外はもっと上でひねると、ウェーブになります。

合理性のある機能美です。

こちらはステンレスの手すりです。やはり景色を見るために、シンプルに構成してあります。

建物周囲をぐるっと回していますが、ほとんど気にならないくらい存在感が消えています。

ペットの犬の足跡、肉球が「ワン」ポイント。

パンチングメタルでペットの三匹の犬の顔が描かれています。

アップにするとこんな感じ。

高くない場所であるためもありますが、究極のシンプルさです。

こちらは展望台の手すりです。高い位置にあるので、丈夫にできていますが、見通しは悪くありません。上下のアングルと角棒で構成しています。

スチール製ですが、溶融亜鉛メッキの上に塗装してあり、錆に強くなっています。


Ken Pro  建築プロデュース

建築家は魔法使いです。それまでこの世に存在しなかったものが、創造力で物質化します。 その創造力は、クライアントの要求を物語にできるかどうかからはじまります。 ただの箱をつくるか、物語をつくるか、 それはクライアント自身が決めてください。 ただの箱をつくるなら、このサイトは必要ありません。 物語を創りたいクライアントのために、建築プロデュースはヒント、あるいは仮説をご用意しました。

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