ワクワクする
設計を仕事にして楽しいのは、ワクワクできることです。
ワクワクは私だけでなく、クライアントとがワクワクし、私もワクワクし、互いにワクワクを分かち合えることです。
ワクワクしているということは進む方向が間違っていないという裏付けになります。
設計という仕事には答えはないように思われるのではないでしょうか。もちろん、何通りも限りなく答えはあるのかもしれません。
しかし創造の世界には、いく通りもの可能性の中から、一つを選び取るという役割があるのです。
そして、その選び取る答えが正しいかどうかは、ワクワクが一致するかで決まります。
これが私の物差しであり、指標です。
計量化できませんし、計量化することに意味がありません。
色を決める場合も同様です。
「これ」とピンと来る色があります。
色はいくらでもありますが、ピンと来る色は一つです。
ユングの心理学を独学で学んできました。
ユングの世界では元型とか、シャドーとかいろいろな「指標」が出てきます。
でも、私がユングを学び、私の中で確信できたことは「心的現実」、つまり心の世界にも現実、リアリティがあるということを認められたことです。
心の世界は他の人にはわからない世界かもしれません。
数値化するとか、計量化するとかはできないかもしれません。
しかし、ピンと来た時、つまり、直感が働いたとき、それは魂の奥深くでイエスと言っているという「心的現実」があるのです。
それは揺るがないものです。
ですから確信をもって、私はこれがいいと言い切れるのです。
ブレがありません。
曼荼羅という心の世界を見るユング
0コメント