調剤薬局の設計

店舗と調剤室とトイレ程度しか部屋としてはないので、きわめてシンプルなつくりです。

しかし、お店として営業していく上ではお店の構え、印象というのが大切です。

シンプルな箱のような建物です。

トップに明かり鳥の窓が三角形についていて、印象的になります。

ちょっとみると、屋根の形状はわかりませんが、片流れの屋根で、雨漏れが生じないシンプルなつくりです。

裏側を見ると軒部分が出ているのがわかります。

屋根の周囲を壁で囲っているので、フラットな屋根に見えるのです。

また、軒先の上部まで囲っているので、ちょっと目には片流れの屋根とは気づきません。

三角屋根の部分は吹き抜けていて、狭い店舗を広く見せる効果があります。

四角いガラスブロックはワンポイントになっています。

ここは夜間、光が漏れ、リズミカルな印象を与えています。

入り口の引き戸は斜めについていて、カウンターに向かいやすいくなっています。

入り口からカウンターが見えると、入りやすいです。

調剤室から受付カウンターに薬を出す窓があります。

隣のクリニックと調和する形で考えました。


Ken Pro  建築プロデュース

建築家は魔法使いです。それまでこの世に存在しなかったものが、創造力で物質化します。 その創造力は、クライアントの要求を物語にできるかどうかからはじまります。 ただの箱をつくるか、物語をつくるか、 それはクライアント自身が決めてください。 ただの箱をつくるなら、このサイトは必要ありません。 物語を創りたいクライアントのために、建築プロデュースはヒント、あるいは仮説をご用意しました。

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