カフェ ロルモ

栃木県那須町のカフェロルモが広谷地の交差点にあった店から場所を移転しなければならなくなり、りんどう湖の近くの店を借りることになりました。

その改修の仕事を依頼されました。

改修後のお店


とてもおしゃれな店でしたが、以前から、その場所を借りて営業を始めても、長持ちせず、すぐに撤退するということが繰り返されていました。

改修にあたって、考えたのはお客様と店の人のコミュニケーションの取り方でした。

オーナーとの話し合いでも、同じ考えを持っていたので、比較的スムーズに方向性がが決まりました。

もともと、持っていたピザ窯をどこに置くか、そして、厨房とカウンターの動線をうまく処理する必要がありました。

これが前の店から撤退のあと、保管されていたピザ窯です。

こんな大きなモノを、どこに設置するか? それは大問題です。煙突も必要です。

トイレの改修、厨房からの動線を改善する。課題はたくさんありました。

7回、プランが修正されました。

これがもとの外観です。

ピザ窯が運び込まれてきました。

大きなピザ窯を厨房の中に入れるのは不可能です。

外にピザ窯を置き、壁で囲い、増築したのです。

手前の煙突がピザ窯の煙突です。

とても使い勝手の悪かったトイレは、壁をぶち抜き、増築してスペースを広げます。

トイレはお店にとってとても重要な部分です。トイレが悪いと店の印象がダウンしてしまうでしょう。

厨房からの動線を改善するため、壁をぶち抜きます。

クリスマスのオープンをめざし、時間が足りません。現場でスケッチを描き指示を与えます。

よる遅くまで工事が続けられます。

工事が終わるか終わらないかのうちに、開店の準備です。

ピザ窯は火を入れ、温めておく必要があります。

オープンの日がやってきました。

とても楽しそうにピザを焼くオーナー。

こちらも仕事の喜びを感じる瞬間です。

にぎわいが戻ってきました。

火が見える。

お客様と会話し、ピザを焼く技を魅せる。

いくつかの困難な課題を乗り越えて、ここにたどりつきました。


何よりも、お客様が喜んでくださり、オーナーが喜んでくださるお店ができたことが、私たちの喜びです。

結果を出す。それがプロの仕事です。









Ken Pro  建築プロデュース

建築家は魔法使いです。それまでこの世に存在しなかったものが、創造力で物質化します。 その創造力は、クライアントの要求を物語にできるかどうかからはじまります。 ただの箱をつくるか、物語をつくるか、 それはクライアント自身が決めてください。 ただの箱をつくるなら、このサイトは必要ありません。 物語を創りたいクライアントのために、建築プロデュースはヒント、あるいは仮説をご用意しました。

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