厩舎の改修

元は乗馬クラブのゲストハウスと厩舎(きゅうしゃ=馬小屋)だった建物は、そのまま事務所、作業場、住居として使われていましたが、住居部分を大改装、増築しました。

厩舎だった部分はゲストルームに。

1階の厨房部分や階段下は腐れがひどい状態でした。


フラードーム(ジオデシック・ドーム)二つを並べた形をした建物で、雨漏りもしていました。

雨漏りの原因を発見し、収めることができました。



居間のテラス窓から自分の広大な敷地が見えます。

そのロケーションを活かすため、玄関戸もガラス張り、中の引き戸もガラス張りにして、シースルーにしています。

近くに住むご両親のために、スロープをつくり、出入りしやすくしました。

スロープはインターロッキングを白とオレンジ色を市松模様に張り、とてもおしゃれなスロープになりました。

ドームに合わせたカーブはご両親に家の向きに合わせています。

カーブのスロープにインターロッキングを張るというのは、とても大変な作業ですが、施工者の方が心良く引き受けてくれました。

デッキにはウリン、別名アイアンウッドといわれるとても固く、腐れにくい木を使いました。比重が重く、水に沈みます。

増築部分の屋根の上はテラスとなり、手すりはフラットバーを90度ひねり、強度と見晴らしを両立させました。

一枚板のテーブルの中央にIHヒーターを埋め込みました。

キッチンの上とテーブルの上、二つのレンジフードがあります。

レンジフードの照明で食卓が照らされます。

デッキとキッチンがつながり、明るく下方的なキッチンです。

テーブルやキッチン、棚など、手作りです。

Ken Pro  建築プロデュース

建築家は魔法使いです。それまでこの世に存在しなかったものが、創造力で物質化します。 その創造力は、クライアントの要求を物語にできるかどうかからはじまります。 ただの箱をつくるか、物語をつくるか、 それはクライアント自身が決めてください。 ただの箱をつくるなら、このサイトは必要ありません。 物語を創りたいクライアントのために、建築プロデュースはヒント、あるいは仮説をご用意しました。

0コメント

  • 1000 / 1000