自然の中で暮らす
今、世界はひとつの節目を迎えているように思います。
そして、あとから振り返ったとき、新型コロナウイルスの前の社会とその後の社会が変容したことに気づくでしょう。
人間の意識が変容していきます。
これまで、都心部へと向かっていた人の心は、田舎へと向かいます。
人口が密集していることのメリットより、デメリットが深く人の心に刻まれます。
社会は情報化が進み、土地に縛られず、場所に固定されずに仕事や勉強ができます。
新型コロナウイルスとの闘いが長期化することで、そのような情報網を駆使した社会対応が迫られていき、必然的に情報網を使えば、人が集まらずにすむ状態に収束していくでしょう。
土地に縛られる一次産業は人口密度の低いところで営まれています。
それに対して第三次産業、第四次産業は人口密集地に集まっていましたが、その状況が大きく変化するでしょう。
首都機能も地方へ分散させる議論が起こる可能性があります。
一つの理想的な社会が、「田園都市」というイメージになります。
職住が接近し、自然豊かな中で、ゆったりと暮らす。
私も自宅での自営をずっと続けてきました。そこで仕事をし、子育てをしてきました。一時期にはホームスクーリングもしていました。
自然の中で子どもが育つことは理想的です。
そんなイメージでの設計をずっと手掛けてきました。
杉の丸太の大黒柱と杉板の床、杉板の野地板現し、漆喰の壁
地下室 食品庫として利用できる。
薪ストーブの熱は上に上がり、上の空気は1階の床下に戻り、家全体と温める。
玄関から出て、デッキからの見晴らし
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