構造を魅せる

せっかく木を使っている木造の建物の多くが構造体を見えなくしてしまっているのは残念です。

構造体には力の流れを視覚的に感じさせる魅力があります。

それを魅せるには構造がシンプルで美しくなければなりません。

柱や筋違を見せています。

下から見上げると、こんな感じに見えます。

上部はスライドルーフがかかった、天体観測室です。望遠鏡を置くため、揺れない構造にしなければなりません。筋違で、しっかりと揺れを防いでいることが視覚的に見えるのです。

この筋違や柱が揺れを防いでくれていると、直感的に理解できます。

他の柱や梁も、露出し、野地板も現しです。床板は下の階の天井板になっています。

天井は2階の床板の裏面

真壁構造で柱を現し、珪藻土の壁で仕上げた住宅

丸太柱を現し、珪藻土の真壁で仕上げている。

構造体を現しにした吹き抜け

大きな吹き抜け空間と見える構造

梁を露出している空間



Ken Pro  建築プロデュース

建築家は魔法使いです。それまでこの世に存在しなかったものが、創造力で物質化します。 その創造力は、クライアントの要求を物語にできるかどうかからはじまります。 ただの箱をつくるか、物語をつくるか、 それはクライアント自身が決めてください。 ただの箱をつくるなら、このサイトは必要ありません。 物語を創りたいクライアントのために、建築プロデュースはヒント、あるいは仮説をご用意しました。

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