コロナ後の世界

新型コロナウイルスの影響で、様々な業務が停止したり、その業態を変更しなければならない状況に置かれています。


統計的には発生から70日で自然に収束していくというデータもあり、日本でも収束の兆しは見えてきましたが、非常事態宣言は継続されました。


今後起こる経済的な打撃は計り知れません。

とはいえ、今後体制を立て直しつつ、業態を変更していく動きは高まっていくはずですし、その中にはこれまで想像できなかったような新たな業態が創造されていく可能性もあるのではないでしょうか。


様々な困難はあるでしょうけど、それを受け止めつつも、まったく新しい視点、新しい発想で、コロナ後の世界を構築していけたらと願っています。


私のような設計を専門とする人間にとって、ただ箱モノが建てば良いのではなく、クライアント共に、社会が必要としているニーズを探り、それに対応し、そのことを通じて社会がこれまで以上に美しく、輝いていけるように物語を創造し、理念とコンセプトを創っていきたいと願っています。


テレワークの業態を考えても、会社規模を極端に縮小し、地方へと人員を拡散していく方向に進めば、企業としてのマーケットのとらえ方も随分進化していくことでしょう。


首都圏への異常な集中がもたらす怖さはウイルス感染ばかりではなく、大地震などの災害、大型台風による水害など、都市の脆弱さはこれまでに十分に認識されたことでしょう。


それに対して、テレワークという非常事態への対応が思わぬヒントを与えてくれ、その場しのぎの対応をしてみたところ、働き方改革とも相まって、可能性を広げたといえるのではなかったでしょうか。

それは一過性にしてはもったいないほどの可能性を秘めているかもしれません。本格的にそこにシフトしていくとしたら、もっと本社規模を縮小し、経費が削減できる可能性もあります。

今でこそ、首都圏からの移入は受け止めてもらえないものの、感染が納まれば、もともとは人口が減って困っている地域では受け入れが容易になるはずです。


まさに情報のネットワークを組みつつ、業務を行っていくというのが、これからの働き方のトレンドとなり、それぞれの個が、ゆとりある生活と仕事のバランスを取り戻せ、家族とのつながりも回復する仕事環境となる可能性があります。


私の住む北海道、その片田舎の西興部村ですが、こうして皆様に情報をお届けし、もしかすれば遠隔で仕事をさせていただく機会もあるかもしれません。

同じことが本社と従業員の中の関係でも成立するなら素晴らしいことだと思います。


そんな「コロナ後の世界」「コロナ後の近未来」を見つめてみませんか?

Ken Pro  建築プロデュース

建築家は魔法使いです。それまでこの世に存在しなかったものが、創造力で物質化します。 その創造力は、クライアントの要求を物語にできるかどうかからはじまります。 ただの箱をつくるか、物語をつくるか、 それはクライアント自身が決めてください。 ただの箱をつくるなら、このサイトは必要ありません。 物語を創りたいクライアントのために、建築プロデュースはヒント、あるいは仮説をご用意しました。

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